長らく放置していたこの製作記,ほったらかしにしていましたが,このアンプ自体は色々いじっておりました.

まず,これが一応完成した基板.

そして心臓部のTA-2022.そんなに発熱しませんが,元から付いていたでっかいヒートシンクにネジを切って,ビスで固定.ちなみにこの石は,背面の金属部が電気的にアイソレートされているので,マイカやサーコンシートなどの絶縁物は,挟まなくても大丈夫です.

組立て途中の一枚.わかりづらいですが,基板のオーディオ入力から伸びるシールドが長いです.本当はもう少し短くまとめたかったのですが,前面パネルのメインボリュームの位置に合わせました.前面パネルは穴だらけですが,面倒なので別途パネルを製作することなく,現在までそのまま.いつか綺麗にしたいなあ.

電源部のデカいコンデンサ.71V18000μF.電圧的にはオーバースペックですが,これしか手持ちがなかった.
で,音の傾向ですが,有名なTA-2020よりもはるかにパワフルな音が出ます.ただ,ツイーターに耳を近づけると,小さく「シュー」という独自のノイズが聞こえます.静かな部屋で鳴らすならちょっと気になる所ですが,バンドの練習や,PAの無い場所でLIVEするのに使うのが目的ですから,少々気にしません.
さて,しばらくして,デジタルアンプは電源のESRが低く,応答が良い電源でないとヨロシクないというのを本で読みまして,それならば,このデカいの一発じゃあちょっとアレかなと思い,小さい電解を並列にしてESRを低くしてやろうと考えたのでした.

これがそれ.1000μを11発x2ch.うーん,何故か同じものをズラリと並べると気持ちよいなあ.ちなみに,近所のパーツ屋で,ジャンク扱いのを一袋(50個入り)2500円で購入しました.ジャンク万歳!

オマケで,東名電子産業の通販で購入したチップコン(数μ)を並列にくっつけてやりました.なんかもうヤケクソです(笑)リールで購入したので,まだ数百個あるよ.

基板は,そのへんに転がって酸化していたのを磨いて使いました.もちろんエッチングなんかせずに,カッターで切り込みを入れて銅箔をはがす,古典的なやりかたです.エッチングなんて,もう十何年もやってないなあ.
さて,これで何か音が変わったのか……と言われると,「わかんね〜」としか言えない駄耳の哀しさ.まあ,まじめに聴き込んだりしてないですからねえ.
そして10ヶ月後.今度は秋月のサイトを見ていたら,36V4.2A出力のスイッチング電源を格安で発見.こりゃーやるしかないでしょうってなわけで,やっちまいました.

もともとトロイダルトランスが有った所に鎮座ましますスイッチング電源2台.はかったようにぴったし納まりました.

このとおり,ビシーっと納まってます.電源のトリマを調節して,36Vを33Vにして使っています.

この改造に伴い,今までトロイダルから供給していた,ミュートリレー用の電源が取れなくなりましたので,別途トランスをくっつけてやりました.真ん中にある基板の上にチラリと見える赤いトランスがそれ.ジャンクで購入してほったらかしだったのが,やっと日の目を見ました.その手前に生えてるコンデンサは,スイッチング電源からの出力を受けてます.まあ,おまもりみたいなもんです.
さて,音はというと,今までとは打って変わって,低音のシャープさが全く違います.ハイスピードな低音というのでしょうか.いや,今までがボンヤリした音だったのかというとそんなわけではないのですが,こと低音に関しては,驚くほど忠実に,スピーカを駆動しているように思えます.
それともう一つ,だいぶ軽くなった!頻繁に持ち運ぶものですから,これは大きい.家電製品内の電源が全てスイッチングに移行しているのがわかります.
と,まあ,今の所こんな感じで落ち着いています.後は穴だらけの前面パネルをどうにかしたいなー.
(終わり)